- KUOSの炭酸水情報まとめ
- 強炭酸水とは
- KUOSと家庭のソーダマシンで作る炭酸水では、どちらが強炭酸?
KUOSと家庭のソーダマシンで作る炭酸水では、どちらが強炭酸?
「家庭用ソーダーサーバーで作った作りたての炭酸水と強炭酸クオスはどちらが炭酸が強いのか?」
と言う質問をよくいただきます。
そこで、強炭酸水を作る条件やポイントを簡単にご説明しつつ、その答えを検証してみたいと思います。
①強炭酸水を作るのに欠かせない3つの要素
まずはじめに、強炭酸水を作る上で大切な条件をおさらいします。
- 強い圧力
- 0℃に近い事
- 限りなく純水に近い事
②炭酸ガスはどれだけ水に溶けるのか。
水には、「溶解度」があり、単に沢山の炭酸ガスを吹き込んだからといってその全てが水に溶け込むわけではありません。炭酸ガスの溶解度は、「純水」「低温」「高圧力」になるほど高くなり、強い炭酸水を作る事ができます。
上記のグラフのように、例え同じ温度、同じ純度の水に炭酸ガスを充填したとしても、圧力が違うと炭酸ガスの溶解度がかなり変わってきます。クオスは、カーボネーターと言う業務用の専用機を使用し3気圧以上の高い圧力で充填しています。
ただし、ここでひとつポイントになるのは、炭酸ガスの溶解度は水に元々溶けている溶存二酸化炭素も含む為、注入した炭酸ガスの量と必ずしもイコールではないということです。
これは、天然水ベースで作った炭酸水の炭酸ガス量(溶解している二酸化炭素)を測定した場合に、充填されている炭酸ガス+溶存二酸化炭素も含んでしまうということです。これでは純粋な炭酸強度を示すことができません。
そこで、炭酸の強度は「GV(ガスボリューム)」という単位を用いて表現します。
GVは、以前よりビールやスパークリングワイン、炭酸飲料などのガスの強さを管理するために使われている単位です。
GVとは・・・炭酸強度を表す単位。1リットルの液体に1 リットルの炭酸ガスが溶けている状態を「1GV」といいます。
③実際に炭酸の強さを測ってみよう!
炭酸強度の測定は、GVテスターという機器で測定します。開栓前の密封状態の炭酸飲料に装置の針をさし、ガスが漏れない状態で溶け込んでいる炭酸の量を測定します。
※手軽に購入できる炭酸ガス濃度計は、水の溶存二酸化炭素を測定する機器であり、炭酸水に溶け込んでいる炭酸の量を正確に測定することはできません。
ソーダマシンとKUOSが同じ条件になるよう配慮し、実験しました。
- ソーダマシンに使用する水は、純水(クオスの原水)を1時間冷蔵したものを使用。
- 測定には、容器を移し替える必要があるため、KUOSも容器を移し替えて測定。
④実験結果
※測定時に容器を移し替える際、炭酸が抜けるため、実際は両者共に結果より高い数値となります。
測定1日目 | 測定2日目 | ||
KUOS | 4.54 | 4.76 | 4.79 |
ソーダマシン | 3.65 | 2.71 | 2.99 |
※単位:GV
※ソーダマシンに使用した純水の水温は、1日目が4.7℃、2日目が16℃です。水温による強度の影響が顕著に現れています。
【補足】
容器に移し替えずボトルのまま計測した炭酸強度結果はこちらです。
※2017年6月測定。(炭酸充填時量が5.3GVだった頃のKUOSで測定したものです。)
KUOSの強炭酸をお楽しみいただくには、グラスに注ぐよりも冷やしたKUOSをボトルのまま飲んで頂くことをお勧めします!
測定1回目 | 測定2回目 | |
未開封KUOS | 5.35 | 5.38 |
※2検体測定(単位:GV)